Case Study 事例紹介

定番棚前での「ブランド発見・再想起」が、SNSで話題の商品の購入を後押し〜店頭で商品選択をされやすいヘアケアカテゴリにおけるストアギークサイネージ活用事例〜

ロート製薬株式会社
ヘアケアブランド「Gyutto(ギュット)」ご担当者様

ストアギークサイネージを導入されたきっかけ

事業内容ふくめ、簡単な自己紹介をお願いできますでしょうか

私はロート製薬株式会社に入社後、営業とマーケティング部署を経て今のマーケティング&コミュニケーション部に従事しております。「Gyutto(ギュット)」に関しては2024年のローンチから、コミュニケーションを担当しています。
事業領域としては、目薬がメインになるのですが、売上としてはスキンケアが一番になっていて、目薬とスキンケアをはじめとしたサプリ・食品、直近ではヘアケアの事業にも力を入れています。

「ストアギークサイネージ」を導入した背景を教えてください

弊社は「目薬とスキンケアのメーカー」というイメージが強く、ヘアケア商品の開発・販売自体は30年以上前からあるものの、「ヘアケアといえばロート製薬」というイメージはありませんでした。また、ヘアケアカテゴリはブランドの入れ替わりが激しく、消費者も頻繁にブランドを乗り換えます。企業的なアドバンテージが無い中で常に棚のいい場所を取ることは難しいと考えていました。
そういった背景から、「Gyutto」のようなラインナップがまだ少ない商品でもお客様に定番棚で商品を見つけていただけるようなツールであること、広告量やブランド力に左右されず、商品力を定番棚で伝えられるところに魅力を感じ、導入を決めました。

ストアギークサイネージで実施した広告の概要

施策概要

  • 配信期間:2025年3月〜2025年5月
  • 対象ブランド:Gyutto(ギュット)
  • 概要:テレビCM・キービジュアルを活用し商品認知獲得・再想起を狙った素材と、商品特徴を伝える素材を店頭の定番棚前で配信し、効果測定を行った。


※現在は配信終了しています。(2025年8月20日現在)

実施前の課題

企業課題になりますが、ロート製薬はスキンケアや目薬のイメージが強いため、お客様の認識としてロート製薬とヘアケア製品が結びつきにくいという課題がありました。

導入における効果

SNSとTVCMを起点にかなりの反響をいただいた商品だったので、ストアギークサイネージの実施有無でそこまで差が出るとは想定していなかったのですが、想定以上の効果があり驚きました。ストアギークサイネージを設置している店舗の方が圧倒的に購買成果が出ていて、1店舗あたりの売上規模も大きいですし、実施前の前期間対比で比較しても売上に大きく寄与していました。

効果がでた要因の仮説としては、ヘアケアカテゴリは店頭で購入する商品を決めるお客様が圧倒的に多いと考えていますが、そういったお客様の後押しをすることができたのではないか思います。例えばスキンケアカテゴリでは、商品のことを知っていたり、事前に調べたりしていて、あらかじめ買うものを決めているお客様が多いのですが、ヘアケアはある程度事前に決めていても棚の前でブランドをスイッチしたり、そもそも決めずに来店するお客様が多いので、そういった方の背中を押せたのかなと。
また、実施初月の傾向がよかったため、小売企業様との商談での後押しにもなったと感じています。「ロート製薬としてここまで取り組みをしている」ということもそうですし、広告効果がPOSにつながっているかを証明しづらいメディアが多い中で、きちんと数値化して社内のリテールマーケティング部や小売企業様に連携できるのは大きなメリットだと感じました。

ストアギークサイネージへ期待すること

今後期待すること・要望などがあれば教えてください

設置・非設置店舗において、どれくらいリピート率に寄与しているかが見れると面白いなと思います。新規はとれると思うのですが、定番棚において継続的にコミュニケーションすることによる継続購入への効果がどれくらいあるかを把握できると嬉しいです。
また、店舗特性(駅前・郊外/新規が多い・リピートが多い等)を踏まえたクリエイティブの出し分けができて、それによる効果がみえると、もっと効果的なコミュニケーションができるなと感じます。

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