Case Study 事例紹介

マーケティング ✕ 営業部門連携のキッカケに ―新商品発売時にチャレンジしたマーケティング部門起点での店頭コミュニケーション施策の背景―

アース製薬株式会社
新価値創造本部コミュニケーションデザイン部 課長

青島 亮一 様

※所属・役職は掲載時のものになります。

ストアギークサイネージを導入されたきっかけ

事業内容ふくめ、簡単な自己紹介をお願いできますでしょうか

アース製薬/青島氏
アース製薬は、「生命(いのち)と暮らしに寄り添い、地球との共生を実現する。」という経営理念のもと、ハエ・蚊用エアゾール「アースジェット」や液体蚊取「アースノーマット」などの虫ケア用品、洗口液「モンダミン」や今回の「Damon(ダモン)」、入浴剤「温泡」や「バスロマン」、園芸用品「アースガーデン」、美容ゼリーや美容健康ドリンクなどを製造・販売しています。2025年には設立100周年を迎えます。

私は2014年にアース製薬に入社し、マーケティング部に配属され、2018年からホームページ運用やテレビCMを中心とした広告業務に従事してきました。2020年からはデジタルプロモーション領域も担当し、虫ケア用品、洗口液、入浴剤など幅広いカテゴリーのプロモーションを担当してきております。

「ストアギークサイネージ」を導入した背景を教えてください

アース製薬/青島氏
2024年8月に、若年層向けの洗口液「Damon(ダモン)」を発売しました。この商品は、口に含んでクチュクチュするとよごれの元となるタンパク質が凝集して、よごれが目に見えるという商品特徴を持っています。発売にあたり、テレビCMをはじめデジタルプロモーションや交通広告、サンプリングイベントなど大規模なプロモーションを展開する中で、店頭でのタッチポイントを強化するためにストアギークサイネージを導入しました。
マス広告やデジタル広告などのタレントを起用した広告とは異なり、商品特徴をしっかりと伝えるという店頭ならではの訴求を行い、商品認知と購買の最後の一押しとなる効果を期待しました。

ストアギークサイネージで実施した広告の概要

施策概要

  • 配信期間:2024年10月〜2024年12月
  • 対象ブランド:Damon(ダモン)
  • 概要:テレビCM・キービジュアルを活用し商品認知獲得を狙った素材と商品特徴を伝える素材を店頭の定番棚前で配信し、効果測定を行った。


※現在は配信終了しています。(2025年5月28日現在)

実施前の課題

新商品であるため、いかに店頭に並べていただけるかが課題でした。また、商品ボトルが小さめで、他商品と比べると棚で埋もれてしまう懸念があったため、いかに棚で目立たせるか、他商品との違いや魅力を伝えるか、どうやってトライアルしてもらうかがチャレンジでした。加えて、ストアギークサイネージを各小売企業様と営業部門との商談の後押しとして活用したいという背景もありました。

導入における効果

サイネージ設置店舗と非設置店舗で比較した結果、設置店舗でしっかり売上が向上し、効果が出たことが確認できました。もし商品配荷店舗とサイネージ設置店舗がより紐付けば、さらに数値も向上したのではないかと考えています。小売企業様との連携強化の側面では改善点もありますが、店頭での新たなマーケティング施策の打ち手を発見できたことは収穫でした。
営業部門からは以前から売上につながる店頭コミュニケーション施策を求められていましたが、マーケティング部門起点でこういった施策をしてくれるのはありがたいという声もいただくことができました。マーケティングのツールとしてはもちろん、営業部門とのコミュニケーション接点として、また、営業部門から小売企業様との取り組み強化に繋がる新たな打ち手として活用できると思うので、次回実施する場合は、営業部門と連携するタイミングや小売企業様との商談の進め方といった業務フローの改善ポイントも見えたなと思います。


ストアギークサイネージへ期待すること

今後期待すること・要望などがあれば教えてください

アース製薬/青島氏
マーケティング部門起点のコミュニケーションと営業部門の販促活動とを連携させられると、よりストアギークサイネージの価値である購買の後押しにつながると思います。
さらにUrumo Adsなどのデジタル施策との連動性を高め、広告接触の有無による売上効果を測定できるようになることを期待しています。

「ストアギークサイネージ」に関して、
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